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2010年6月 9日 (水)

DOUBLE『ストレンジャー』を聴いて

歌詞とはなにか

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この記事を読む前に、まず音源を聴く事をお勧めします。

聴いたら、またここに戻ってきてね!

DOUBLE[ストレンジャー]PV youtube http://www.youtube.com/watch?v=HrMiGMM3mHw

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いつもの趣味と違う気がした

流行りのカフェで待ち合わせようなんて

先に着いてたの もう こんなこと初めてだね

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目の前に座るあなたは まるで

私の知らない 新しいひと

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こんなふうにして 恋は終わってゆく

ふるい喜劇ね ありふれた物語

どうか教えて あなたの瞳の中

このわたしはうまく笑えているの

Now you're just a stranger.  

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DOUBLEというR&B系の女性シンガーの、

『ストレンジャー』という曲の歌詞、冒頭です。

ラジオをつけたら、丁度この曲が流れてきて、

何となく聴いていたら、曲の世界にグイグイ引き込まれ、

久しぶりに、濃厚な、豊潤なリスニング体験をしました。

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が。いま、歌詞をこうして書き出してみると、

きょう初めて耳にした時の興奮がないのに驚きました。

連なる文字には、音楽ほど時間が流れていないのです。

リスニングは時の流れ、でもあり、歌詞に物語性があると

で?で?という一瞬先も分からないリアルがうまれます。

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例えば。2行目「流行りのカフェで待ち合わせよう」から

3行目「こんなこと初めてね」に至る、ほんの数秒の間

ん?何か不穏なことが起こるぞ、という興奮がありました

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これは歌詞を文字で眺めていては決して伝わらない、

リスニング体験であり、もしかしたら大昔の民俗音楽的、

神話・物語・歴史を口々で(うたで)伝えていたような、

われわれの記憶ともつながっている体験かもしれない。

大げさなこと言ってますが、私が言いたいのは、

歌詞には今にもそういう力がある、ということです。

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私の最近の関心は、聴こえてくる歌詞、にありますが、

このように、時の流れを丁寧に描写していくことで、

いま、この一瞬を強烈に意識させる、

次に聴こえてくることばに、大いに耳を澄ます、

つまり、歌詞を聴こうとする、歌詞が聴こえてくる。

そんなリスニングもあるのですね。

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このリスニング体験はポップスで珍しい事ではなく、

時間軸にのって、丁寧に描写していく、

いま思いついただけでも、古くは『買い物ブギ』とか、

『ルビーの指輪』『木綿のハンカチーフ』等、松本隆作品、

最近だと、『トイレの神様』がそうですね。

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ともあれ。私が気になっているのは、

歌詞を書く、というより、歌詞を実際口にする、ことで

その瞬間、歌の空間?がどういうことになっているか、

であるようです。

どこまで伝わっているかわかりませんが、

(のぶ)

グリマーズ連のライブ

6月26日(土) 吉祥寺シルバーエレファント

6月27日(日) 水戸ソニック

グリマーズ連のmyspace 「聖母誕生」を試聴!

http://www.myspace.com/glimmers-len

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