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2012年10月 8日 (月)

犬を保護する 22日目 犬社交界にデビュー?

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おばあちゃんと犬。

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犬の散歩。

保護期間中。まだ飼っているわけでもない。

ひとさまの犬に何かしたら(されたら)困るからと、よその犬との交渉を出来るだけ避けて散歩してきました。

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が。見知らぬおばあちゃん(写真)がひとり、太極拳をやっていて、「あら、かわいい」と微笑んで、うちの犬に興味しんしんだったので、

拾ったいきさつやら、話していましたら、

次第に、犬を連れたおばあちゃん連が集まってきて、みんなが「あら、かわいい」と言ってきます。

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結局、犬たち4匹に囲まれて、アヌスをくんくん嗅ぎ合いながら、うちの犬も、犬社交界デビューを果たしました。

どこにいっても、誰にあっても、動じない、おとなしい犬であり、

くりくりした目で相手のことをじっと見つめるので、なかなか人気があります。

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「きたないんですが、」と私が言うと、おばあちゃん連の誰も否定しなかったのはおもしろかったし、

ひとりのおばあちゃんが、「いま、一匹飼ってなかったら、絶対引き取りたかった」みたいなことを言って、うちのきたない犬を抱きかかえていたので、

「あ、やっぱり、この犬はかわいいんだな」とおもった。

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で。「いいところに拾われたね。いい名前をもらうといいね」とか、うちの犬に言って、おばあちゃん連は去って行きます。

ううむ。なんかよくわからないけど、悪い気はしない。

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河川敷で拾った(保護した)、というエピソードは、得体の知れない、ちょっとこわい印象もあるはずですが、

一応、病院で診てもらったことも話し、実際、うちの犬にじっと見つめられると、

哀しみへの同情、野生のたくましさ、小型のかわいさが、混然一体となった「かわいさのあたらしい基準」が、

おばあちゃん連にも伝わっていくのが、なんとなく分かりました。

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「柴犬だったらよかったのに」という断り文句が忘れられず、

「マルチーズって、たしかにトレンドから遠いよな、」とは元来犬好きでもない私にだって分かる。

犬の本質抜きで、単にジャンル負けした、と言わざるを得ない。

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そこで。この犬は、「スウィスブラン」(スイス風の白犬)とか、私が勝手にあたらしいジャンルをつくって、

「うちの犬は、スウィスブランっていって、アルプス山岳系の、外ではよく走り、家ではおとなしい、たいへん希少な小型犬です」

とか言って、ひとに勧めたら、

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詐欺に近い。

が、実際、うちの犬と目があったら、ジャンルなんてどうでもよくなるはずだし、

ただ単純に「かわいい。」と、こころ奪われるはずなのである。

ジャンルを超えていく強いものが、この犬にはあるのだ。

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「てか、飼う気まんまんでしょ?」とか言われると、

もはや、何も言い返せない。

が。元の飼い主が現れ、「すみません。やっぱり、こいつのこと、忘れられなかったんです。捨てた私がバカでした。返して下さい」と泣いて謝ってきたとしても、

離したくはない。が、そりゃあ、返すだろう。

こんなに行き届いたしつけをしたのだから(家の中でのトイレとか実に上手にこなす、吠えない、「これ以上」の節度を守る)、この犬を大切にしてきたことはちゃんと分かっている。

「あんた、なんで、こんないい娘、捨てたんだよ!」とか、言いたいよ、ほんとに。

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ふう。まったくもって、ラブソングである。

なまえはまだない。

(NB)

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