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2014年8月16日 (土)

中川くんにばったり会う

中川くんに、ばったり会いました。

中川くんは、ふたりのこどもを連れて、プール帰り、とのこと。 

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中川くんは、黄色いアロハをボタンもかけずに羽織るから、 

ほぼ半裸状態で歩いていて、

小学1年生になるという、かわいい女の子が、

どんぐりをつかんで、

「ねえ、これなに?」と中川くんに訊き、

中川くんは、「どんぐりだよ。」と答えるが、

そのやりとりは、もう3回目だ。

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中川くんは生涯通じて完全に堅気だが、見た目がどうしても、「堅気じゃないひと」で、

ほぼ半裸の肌から、いつ刺青がみえてもなんの不思議もない雰囲気だから、

「そういえば、中川くんは刺青を入れなかったのだな」と、なんか、ハッと、私はおもった。

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中川くんはむかしから、自分のやったことの大きさにあとから気付く、といったところがあって、

たとえば、好きな女の名前を、教室の机や公共施設にばかでかく彫ってしまってから、

「あ、ヤべえ、消せねえ」とか言ってしまう。

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そんな中川くんが刺青を入れるタイミングは、人生のなかでちょこちょこあったのではないか、と

私なんかは勝手に想像するのだが、

たまたま、そういう知り合いがいなかったか、もしくは

中川くんはフルーツが大の苦手で、果物好きの私には、そういうの、よく分からないのだが、

そんな、「どうもフルーツは苦手」くらいの理由で、たまたま刺青が入っていないだけかもしれない。

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中川くんの二の腕はたくましく、ぶっとい。背中は大きく、尻はでかい。

さぞかし刺青(和物)が似合っただろうに、とおもう。

まあ。中川くんの男っぷりに、刺青の有無はほとんど関係ないから、どっちでもいいし、

ただでさえ、堅気じゃない雰囲気の中川くんが「なんとなく」刺青を入れて、

社会にヘンな誤解を与えなくってよかったかな、ともおもう。

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幼少から柔道をやっていて、地元で最強を誇り、

中学卒業時には、相撲部屋からスカウトも来たし、

高校は県外の柔道の強豪校に推薦入学したから、

高校の夏休みに一時帰省して、私と会ったとき、

階級を落とすために過酷な減量をさせられていて、

中川くんのでっかい身体が極端にシャープでムキムキに変身していたのは、ビビった。

いつも温和な中川くんが、鋭利な刃物、人間凶器みたいな感じがして

柔道の強豪校と言うところは、ほんとうに恐ろしいところだとおもったし、

あのときの中川くんは、ほんとうに最強だとおもう。

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中川くんはヤンキーではないし、そういう影響からは常になぜか自由でいるし、

奥さんもヤンキー上がりじゃない。むしろ、超まじめな保母さんだ。

だから、

小学4年生の男の子も小学1年生の女の子も、ぜんぜんヤンキーの気配(髪型・服装・振る舞い)がなく、純真そのものに育っていて、

中川くん自身の見た目はさておき、

中川くんは、ほんとうまくやっていて、すごいな、とおもう。

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黄色いアロハの下の素肌をみて、

「そういえば、中川くんは刺青を入れなかったんだ」

と私はハッとした。

このエピソードは直接、うたにはならないとおもうが、

なんというか、その衝動は、いつか、うたにしたい。

また課題がうまれた。

うたつくり。業である。

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(NB)

グリマーズ連の「堅気じゃない」ライブ

9月24日(水)

新宿レッドクロス。

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