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2015年1月19日 (月)

マッサンの「ハイランドケルト」を探す

朝ドラ『マッサン』、

先週(12~17日)は実におもしろかった。

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サントリーの社長に「日本人の口に合うウイスキーをつくれ」言われたマッサンが

自分のつくりたい理想のウイスキーへのこだわりを一切捨てて、

社長の言うとおりに、「日本人の口に合うウイスキー」をつくろうとがんばった。

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そうしてできた、「日本人の口に合う」はずのウイスキーだったが、

全然売れなかった。

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自分の信念を曲げて、みんなに受け入れられようと、努力した。頑張った。結果、

結局、受け入れられない。何の意味もなかった。

いい話だ。

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「人々に受け入れられることがいかに大変か。ときには自分のこだわりも捨てるべきだ」

ドラマが、「よくある教訓」に落ち着かなかったところが、おもしろい。

「じゃあ、日本人の口に合うウイスキーって、なんだったの?」という疑問は解決せず、

ずっと宙に浮かんだまんまの徒労感、が妙にリアルだ。

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ところで。

マッサンが目指す理想のウイスキーというのが、

「ハイランドケルト」という名のスコッチウイスキーなのである。

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「ハイランドケルト」とはどんなウイスキーなのか。

『マッサン』にはまった私は、あまりにも気になってしまって、ネットで検索すると

「ハイランドパーク」というスコッチウイスキーが、そのモデルではないか、とうわさされており、

買ってみたのです。

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4000円近く。ふだんウイスキーなど飲まない私からしたら、ぜいたくすぎるよ。

私は「ウイスキー通」になりたいわけじゃないのだ。

でも。『マッサン』を観ていれば、「ハイランドケルト」が気にならないはずがない。

『マッサン』をたのしむ鑑賞料みたいなものだとおもえば、まあいいか。

「いいもの」は高いよ。

ああ。

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飲んでみると、

「本場」のわりに、飲み口におもったよりクセがなく、あっさりしているなあ、という印象です。

マッサンがしきりに口にする「スモーキーフレーバー」という「煙くさい」クセは、このウイスキーからはあまり感じませんでした。

ほんとに、これが、「ハイランドケルト」のモデルなの?とおもいました。(私は違うとおもいます。なまえが似てるだけ、かなと)

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はっきりいってしまうと、

私は「ハイランドパーク12年」よりも、サントリーウイスキー「山崎」のほうが、おいしい、とおもった。

山崎の、

舌に触れ、少し遅れて舌の奥の方から、ふわっと、まろやかなコクが、口の中に満たされていく、味わいのほうが、

ウイスキー体験として、複雑で芳醇でリッチな感じがします。

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ほんとうは、

私は、「ハイランドパーク」をわざわざ買って、

「やっぱり、本場のウイスキー、ほんものは違うなあ」

と私は言いたかったかもしれなかった。

「いいもの」はいい。

飲む前から、私の落ちたいオチは決まっていたのだ。

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しかし、飲んでみると、実際は、

本場スコットランドより、山崎のほうが、

私には、重厚で、複雑で、奥深い味わいをかんじている。

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なんだか、話がすんなり、まとまらない。

話がどこに着地するのか。

もう、なにがなんだか、わからない。

でも、それでいいのだとおもいます。

なんでも、すんなりいかなくたっていいのだ。

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(のぶ)

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この話のつづき

1月29日付「マッサンのウイスキーを飲む」

http://glimmers-len.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/17-cff4.html

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