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2015年4月 8日 (水)

JR五能線に乗る

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のぶ。五能線 岩館駅(秋田県)

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新聞で、

「ローカル線ベスト5」みたいな記事があって、

やっぱり、1位は、五能線(青森~秋田)なのである。

「へぇ~、五能線って、そんなにいいのか~」

「乗ってみたいな~」とおもう。

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新聞をひろげる私のそばには、のらちゃんがいて、

「いやいや。のらちゃんをおいていけないし。まあ、五能線には当分、乗れないな」とおもう。

これはたしか、2月か3月のはなしだ。

五能線には乗ってみたいけど、のらちゃんと離れて、私だけ青森に行くなんて、ありえない。

私はいま五能線に乗れないし、この先何年も乗れなくたっていい。

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のらちゃんが、

「のぶ、五能線、乗ってきなよ。あんなに乗りたがってたじゃん」

そう言っている。とおもう。

今回の私の東北の旅は、

「かき小屋でかきを食べる」と「五能線に乗る」が、

のらちゃんからの2大メッセージだ。

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あこがれの五能線。

海岸線ぎりぎりを走りつづけるエンターテインメント。TDS超えた!

でも五能線はただのリアルだ。アトラクションじゃない。

こんなエンタメ感が、日常に地続きしていることがすばらしい。

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深浦(青森県)という駅から青森方面に向かう3両列車には、

なんと、私だけしか乗客がいない!

私一人の客を乗せた、この車両を走らせるためには。

どれほどのエネルギー(経費)が必要とされるのだろう。

「貸し切り」状態の興奮もほどほどに、

五能線の将来が心配になる。

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JR五能線が運行していることは、奇跡なのかもしれない。

奇跡はきょうも実現している。

いろんなことが、ギリギリで成り立っている。

乗客がいない、ローカル路線。

JRも、通常運行をやめようとおもえば、いつだって、やめちゃうんだろう。

なんというか、意地で走ってる気がしたよ五能線。

なにかのために。

それは、郊外のまち、でたらめなショッピングモール誘致とは絶対に相容れない、なにかだ。

意地で走る五能線。たったひとり、私だけを乗せて。

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車窓からは、日本海つづく。ほんとうに海のギリギリを走る。

しっかし、すごいところ走ってるよね五能線。

冬の荒れた日本海の季節に、もういちど乗ってみたい。

たぶん波しぶきが窓にかかってくるだろう。

TDS超えて、生命の危険すら感じちゃうかもしれないね。

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海岸の岩畳は、景色として、なぜこんなに魅力的なんだろう。

「こんな景色の良いところに列車走らせたら、素敵じゃない?」

日常の実用性・効率性より、

誰かのロマンチックなおもいつきで五能線は走っている、そんな気すらする。

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「おまえのロマンチシズムにつきあってられるか!」

「おまえのゆめにつきあってられるか!」

そうして、世の中のすてきなものが、なくなっていく。

五能線は私のゆめだ。

「のらちゃん、ありがとね。」

私は口に出して、そう言った。

乗客は私ひとり。

五能線はゆめなんかじゃない。リアルに走る。

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(のぶ)

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追記 「私と鉄道」

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私は「鉄道おたく」ではないのですが、

でもやはり私は、電車に乗っていることが好きで、

隙あれば、「ふつうに帰れば1時間のJR線を、大回りにぐるっとつなげて、5時間かけて遠回りして帰る」みたいな、

まあ、ふつうのひとからしたら意味不明なこと、そういうことにわくわくする人間だから、

まあまあ、ライトな「乗り鉄」といえるかもしれない。

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そんな私たちにとって、

JRの普通列車乗り放題の「青春18きっぷ」は、ほんとうにありがたいサービスで、

のらちゃんからの2大メッセージを受け取ってから、

私はむくむくっと起き上がり、東北の旅を計画し始めた。

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ミニ時刻表を買ってきて、路線図と時刻表をにらめっこしながら、

宮城県石巻から五能線まで、東北の、どの路線をどのようにつないでいこうか、かんがえるのは

ほんと、たのしい。

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