« 介護老人保健施設のテレビでフラワーを観る | トップページ | 血を抜かれながら泣く または大塚家具の前で泣く »

2015年7月11日 (土)

古豪野球部 夏の終わりをテレビで観る

わが地元、古豪野球部の夏がはじまりました!

^--

一回戦敗退。0-1

大会二日目。早すぎる夏の終わり。

^--

^--

6回表 古豪野球部の攻撃

満塁のチャンスがあって、それを活かせなかった。

で。

6回裏の守備のあたりから、

「おまえら、全員、しぬぞ」と、ふと、テレビの前の私はおもう。

まだ7,8,9と、3回攻撃のチャンスはあるとおもうから、

ナインははつらつとしているけど、

確実に、死の気配はただよってきてる、

^--

8回裏、1アウト、2アウト、3アウトをとり、

守備が終わったとき、

「いままでずっと練習してきた、ゴロやフライの捕球、守備練習の成果を発揮することも、

たったいま、なくなったのだぞ、」と私はグラウンドの球児たちに伝えたい。

^--

9回表に一点返せなければ、試合は終わり。

負けているチームは最後、ヘッドスライディングしたり三振したり、打てなくて終わるわけだが、

それよりも少し前の、守備の終わりを迎えた瞬間が、私にはいつでもグッとくる。

泥だらけ、守備練習こそ、がんばった思い出だろうから。

かれらは、もう二度と守備することはないのだ。

^--

去年の夏も、そんなことをおもったように記憶している

私にとって、高校野球観戦の醍醐味は、

「おまえら、全員、しぬぞ」なのである。

ことばはじつに悪いが、じつに本質を突いている。

^--

負けた瞬間、もう試合後のクールダウン目的のキャッチボールやストレッチなんか必要ない。

現地解散。明日からの練習の予定はすべて白紙。

しんだんだから。

^--

^--

相手チームは、私立の強豪校だったはずだが、

なぜか、1番から9番まで、全員がバットを超☆短く持って、コンパクトに振る。当てにいく。

あぁ、なにやってんだよ。がっかりだ。

これがわが古豪野球部の姿じゃなくって、ほんとうによかった。(負けたけど)

^--

勝ち負けじゃない。結果じゃない。

なんというか、ひととして生きるありかた、のもんだい。

にんげんが集団として動く、そのありかたのもんだい。

せめて4番バッターくらいは、バットふつうに持つ。

こいつは危険だよ。一発あるよ。オーラ。

はったりでもいい。たとえ、はったりでもいいんだよ!

そういう人間がチームの中にいるから、チームなのではないか。

そういう人間がバンドの中にいるから、バンドなのではないか。

^--

(のぶ)

« 介護老人保健施設のテレビでフラワーを観る | トップページ | 血を抜かれながら泣く または大塚家具の前で泣く »

のぶ記」カテゴリの記事