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2015年9月

2015年9月24日 (木)

のらちゃん、半年を過ごす

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永遠のともだち。東京都庭園美術館

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ソファで、テレビのプロ野球を観ていたら、とつぜん、

「そうか。のらちゃんが死ぬことにもうおびえる必要はないのだな。

もう、そのことについては、おれはゆっくり構えてていいんだ、

なんてったって、のらちゃんはもう死んだんだから、」とおもった。

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巨人のマイコラス投手が、ノーアウトでランナーをいっぱい背負ってしまったのかもしれない。

「あぁ、まずい。悪い予感しかしない、」

テレビではそんな感じだったのか。

とにかく、なんか急にのらちゃんのことをおもった。

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ちょっとほっとした。

なんというか、「のらちゃんがもう死ななくていい、」

のらちゃんのからだが悪くなる可能性は、もはや一切ありえない。

のらちゃんはもう何も悪くならない。

私はたぶん、そういうことに、ほっとした。

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のらちゃんが死ぬ、それがやってくる、

私がおもっていたよりも早くのらちゃんとの別れが迫ってきている。

私はずっと、のらちゃんが死ぬということがどんなことか、かんがえ、

かんがえられないで、ずっと緊張していた。

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のらちゃんが死んで、半年が経ちました。

その日、NHKで、忠犬ハチ公の番組がやっていて、

のらちゃんの月命日だから、となんとなくみていたら

ハチが眠っているお墓が、飼い主のお墓のすぐとなりにあるということを知って

「あぁ、それはよかったなあ、」とさめざめ泣きました。

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のらちゃんはなんて名前だったのだろう、といまだにかんがえる。

「のらちゃん、」と呼んでも、こっちをパッと向くということは結局なかったし、(まあ、それもかわいかった)

前にどんな名前で呼ばれていたのか、それが分かったらなあ、と何度も思った。

今でもおもう。

のらちゃんがほんとうに呼ばれたい名前を私は知りたい。

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のらちゃん、

野良犬だったから、のらちゃん。それはひどい。

みんなからそう言われた。

けっきょく、それ以上のなまえが思いつかなかった。

「のらちゃん、」と呼んだときの、甘い響き。

出だし、「の」からして、あまいし、

つづく、「ら」の明るいかんじもいい。

「のら」に、「ちゃん」がついたときの、ちょっと上に跳ねるかんじの、若々しさ。

永遠にかわいいわんちゃんのなまえ。

音として完璧な響きだ。

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写真は

港区白金台にある、東京都庭園美術館という

とってもおしゃれなところでみたブロンズ像。

「あ、犬の銅像だ」

近寄って、題名を見た瞬間、「のらちゃん!」

永遠のともだち。

はらはら泣きました。

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(のぶ)

2015年9月22日 (火)

北海道旅行中、溜まっていた新聞を読む

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サッサン艦長。海上自衛隊 根室港かに祭り

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北海道にいるあいだ、ホテルでテレビや新聞をみれば

日々の情報を得ることは可能でしたが、

旅をしているものに、情報なんて必要ない。(私はスマホももっていない)

あえて、日々の情報を遮断していました。

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北海道から帰ってから、

溜まっていた新聞を読みます。

「五輪エンブレムのデザインが白紙」というニュースに驚きました。

私はあのデザイン、はじめてみたときから、割と良いとおもっていたので、

なんだやめちゃうんだ、とおもいます。

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パクる、ということはどこまでゆるされるのか

てか。パクるのは、ゆるされないのか

え~、パクっちゃだめなのかよ~

え~、そんな~

私としては、そんなかんじです。

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パクリの大家。

「ほほう。みごとなパクリですな。」

そういうのって、あるとおもう。

さまざまなフュージョンがなされ、あらたなケミストリーがはじまっている。そのきっかけとしてのパクリ。

スタートがパクリでも、できあがったもの、どこかにオリジナリティがあれば、

そういうものは一流にもなるとおもう。

だめですか。

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「でも。これとこれ、どうしたって似てるでしょ?」

それが、なんだっていうのか。

たしかに、まねたよ。にてるよ。ただ、

ほかに何がまざっているか、そのフュージョン感こそが肝だとおもう。

「へぇ~こんなのまぜたんだ、」という驚き。

もうオリジナルははじまっていると私はおもう。

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オリジナルがはじまっていて、

それがいいものならば、いいものだし、

つまらないものならば、つまらないものです。(まあ、そこは厳しく。)

五輪エンブレムは私はいいとおもったのですが…。

だめですか。そうですか。

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(のぶ)

2015年9月21日 (月)

やっちゃえ!サッサン! 根室からでんわをもらう

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サッサン。ノサップ岬 (最東端)

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根室の親方から、

私の送った菓子折りが届いたと、でんわがかかってきました。

「わざわざ、気遣わせたようで、わるかったな、」と親方。いえいえ、とんでもない。

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「ところで、さんま祭りはどうでしたか?」と訊きます。

「おぉ、すごいひとだったぞ。カニ祭りのときの3倍はいたな

100円でさんまが食べ放題なんだから、いっぱい食えるんだ、塩焼きだけじゃねえぞ、

おまえも来年は、さんま祭りんとき、来い」

かにの食べ方のときもそうだったけど、

親方はさんまのことをたのしそうに話す。私もたのしい。

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「祭りに、また誰か演歌歌手とか来たんですか?」と訊きますと、

「山内なんとか、あの若いおとこの歌手だ。

あれが来るはずだったが、最近人気出て、(ギャラ)高くなったんだか、野郎、来なかったよ

ちょっと人気が出ると、これだからな、」

しばらくその若手男性演歌歌手のことをやや不満げに語る親方。根室にも芸能ゴシップの花が咲き。たのしい。

根室を蹴って、どんな仕事をとったのか。

いろいろたいへんですね芸能。

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「まあ、また、来いや」

親方の豪邸、ばか広い玄関で固く握手をしたとき、

あのときとおなじように、

でんわの最後に、親方はそう言いました。

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私はまた根室に行くんだろうなあ

「根室はオホーツク海から流氷が流れ着くから、

冬のあいだ、船をみんな陸にあげるんだよ、」と

マサさんがおしえてくれた。

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(のぶ)

2015年9月20日 (日)

やっちゃえ!サッサン! 国会議事堂 デモを見に行く

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海上自衛隊 サッサン艦長。根室港かに祭り

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神宮球場で野球が終わり、

ジャイアンツも勝ち、気分もよかったので、

ちょっと国会でも行ってみるか、とチョーシにのります。

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青山から赤坂見附、さらにてくてく歩いていくと、

溜池山王の駅をすぎたあたり、ビルのあいだから、

「わー、わー」という騒音が突然聞こえてきます。

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これは、うるっさい。

「わー」という音の層がこんもりと大気に存在している。

このへんに住むひとはたいへんだなあ、とおもいながら、

街角に立つ警察官がこわい、避けながら歩いていくと、

騒音がふっと遠のいていく。

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あれ?どこかで方角をまちがえたか、

歩いている女性に国会はどっちの方向ですか、と訊くと、

「あ、デモにきてくれたんですね、」と言う。

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「きてくれたんですね、」のことばに、私はちょっとびっくりしながら、

「いや、さっきまで神宮球場にいて、ジャイアンツが勝ったから、デモってどんなもんか、なんとなく、冷やかしで来ました」とも言えず、

もう相模原に帰らなくちゃいけないと焦る女性に案内されながら、いっしょにあるく。

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「じゃあ、がんばってきてくださいね!」と女性は言うが、

「や、だから私は、冷やかしでちょっと寄ってみただけで、」とは言えず、

「どうも、ありがとうございました。」と別れた。

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デモは変わったと言いますが、どこが変わったのだろう。

「せんそうほうせい、ぜったいはんたい」

「せんそうほうせい、ぜったいはんたい」

「あべは、やめろ」

「あべは、やめろ」

ひとりの合図に、みんなで連呼。リズムにのせて。

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このデモはイケてるのか。クールなのか。

「バカかおまえ。クールとか言っていたら、おまえ、世の中どんどん悪くなるよ、」

みんなから怒られそうです。

私の立場はここにいるひとたちと近いはずなんですが、

すみません、すごく距離を感じます。早く帰りたい。

(ひとがいっぱいで動けない)

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私が確かめたかったのは、

デモはイケてんのか。

それはかんじられなかったです。早く帰りたい。

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国会前に集まり、なにか言うにしても、

何万人がいっせいに自分だけの好きなことを言うか、

何万人でいっせいに「おー」とか「うー」とか、わけのわからないことを言うか、がいい。

「バカかおまえ。それじゃあ、なんの主張か、わからないじゃないか、」

え、それじゃあ、だめですか。

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最近、

レゲエとか聴いていると、歌詞が、なにいってるかわからなくってよかったなあ、とよくおもいます。

歌詞の出来がわかったら、たのしく聴けなくなる外国の曲って、きっといっぱいあるんだろうなあ、とおもう。

とにかく、良い歌詞のうたをつくりたい。

私の望みはそれだけかもしれない。

メロディは、どっかから良いのをパクリます。(ハッキリ)

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(のぶ)

2015年9月19日 (土)

やっちゃえ!サッサン! 神宮 ジャイアンツの試合を観る

神宮球場で、プロ野球セ・リーグの首位争い

ヤクルト対ジャイアンツの試合を観ました。

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私がジャイアンツの試合を外野席で観たのは、いつ以来か、

清原のホームランが私に向かって飛んできた記憶。古っ。

それからあとが、どうも思い出せません。

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つまり、応援歌の歌詞なんて、ほとんど、はじめて聴いた気がします。

♪走り出した君は誰にも止められない~♪

ヤンチャな風貌の村田選手相手に、

「君」はヘンだろ?、「おまえ」か「おとこ」だろ、村田は。

こころでツッコミをいれてニヤニヤしている私です。

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そういえば、以前、

ベイスターズ石井琢朗選手が広島に移籍したとき、

石井琢朗選手の応援歌(名曲)を生で聴きたくて

生粋のジャイアンツファンの私が、

わざわざ横浜スタジアムに横浜対広島戦を観にいった

外野席で、広島のスクワット応援までした、

気がするのは、私の作り話か、

ほんとに観にいったんだっけか?

どうも思い出せない。おれ、ほんとに行ったんだっけ?

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ごめん。どうも、ジャイアンツの応援に参加できない。

首位をあらそう大事なゲーム。

私は一球一球、もっとじっくり野球を観たいのだ。

やっぱり外野席で野球をじっくり観ようというのが間違いで、

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とかおもっていると、ジャイアンツ立岡選手の勝ち越しタイムリー!

おお~!と立ち上がり、

前の席の熱狂的G党の初老男性と、おもわずグータッチ。

最後は澤村投手がしっかりと抑えて、試合終了。

ビバジャイアンツ歌ったあと、

原監督の真似して、目をひん剥き、両手グータッチで、

周りのジャイアンツファンと喜び合う。

まあ、外野席もいいもんだな。

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ちなみに。

ビール売り子は東京ドームのほうがレベル高いな、とはじめはおもったが、

次第に、いやいや、神宮も悪くないかも、とおもった。

ようは、女性の好みのもんだいだ。

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東京ドームはビール売り子に、一流企業志望の就職活動、自己アピール狙い、のにおいがぷんぷんするし、

神宮球場はビール売り子に、芸能スカウト目当て、のにおいがぷんぷんする、

そういう傾向をかんじたのは、

たぶん当たってると思う。

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(のぶ)

2015年9月18日 (金)

やっちゃえ!サッサン! 赤坂 菓子折りを贈る

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根室の昆布。日干し中。

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「ほれ、あがってこい、」

マサさん(80歳)はそういって無人の家のなかから私を呼ぶ。

「かたちのいいのをとっていいよ、」

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根室半島めぐりのあと、

マサさんちの近所の昆布漁師の家にも寄ったのだが、

あいにく留守で、でも戸は開いているから、マサさんはあたりまえのように靴を脱いで入っていく。

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私も靴脱いで、なぜか根室の知らないうちの居間にいる。

昆布漁師の家。生乾きの昆布がテレビの前、山積みになっている。部屋中、海のにおいがする。しずかだ。

昆布どろぼう。もちろんちがうけど、

圧倒的アウェイの状況に、ちょっとどきどきする。

「ほんと、いいんスか?」なんて言って、かたちのいいのを選んでるけど、

てか、かたちのいい昆布って、どんなんだ?

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根室はたのしかったなあ!

ということで、

北海道をあとにした私は、根室でお世話になった、漁師の親方、根室半島めぐりをしてくれたマサさん、

ふたりのおじいちゃんにお礼を贈ることにした。

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それぞれのおじいちゃんに向けて、

ちょっと長い?ともおもったけど、便箋二枚の手紙を書いた。

われながら、いい手紙だ。

それを菓子折りに添えてもらう。

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赤坂のシックなお店のテーブルで、会計で壱万円札とかを払っているとき、なんかチョー気持ちいい。

北海道、最東端の根室から、

ここはもう、東京都港区の赤坂なんだけど、

私はまだチョーシにのっていて、

「あんた、運がいいな」

一連のいいながれがまだつづいている気がする。

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(のぶ)

2015年9月13日 (日)

やっちゃえ!サッサン! 北見 焼きたてのパン屋をさがす

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ポニー&サッサン。根室半島にて

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JR石北本線(網走~旭川)、

北見駅で時間があり、ちょっと改札を出てみます。

朝、焼きたてパンでも食べたいなあ、と思いつき、

われながら、いい思いつき。うきうきして、駅前商店街を歩きます。

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開店準備をしている本屋さんで、

「すみません、この商店街でパン焼いてるお店ありますか?」と訊くも、

「パン屋、か。前はあったんだけど、先代が亡くなって、店もなくなっちゃったなあ。」とご主人。

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このような会話は、最北のまち、稚内で

朝、商店街の化粧品店のマダムとも交わしていて、

どこのまちでも、先代が亡くなると、そのまちから焼きたてのパン屋がなくなってしまっているらしい。

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焼き立てのパン屋は、おしゃれだし、文化度が高いとおもうので、

まちに焼きたてのパン屋が一軒あると、

そのまち、その地域がクールになるとおもう。

さすが、札幌にはそんな焼き立てのパン屋が北大の近くにあって、おしゃれでした。

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てか、稚内で、道行く女性に、

しばらくまっすぐ行って、左に曲がると、パン屋がありますよ、」と教えられて、歩いていったら、

マジか。着いたのが、セイコーマート(コンビニ)だったのは、ビビッた。

そりゃあ、パンは売ってるけどさあ…。

でも、それはそれで、稚内が、「すげえな、」ともおもった。

なんというか、リアルだよね。

パンならコンビニに売ってる。

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てか、

「焼きたてのパン屋」というよりは、

いまどきは「ブーランジェリー」というべきかもしれません。

まあ、小麦の味がするおいしいパンなら、なんでもいいんだけど、

でも、

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「そういえば、駅ビルの地下にパン屋があったよねえ?」と

本屋さんの、ご主人と店員さんが話しているが、

駅ビルの地下にあるような「ブーランジェリー」は、東京も北海道も、どこのまちでも同じ気がして、

「それもまた、ちがうんだよなあ、」と私はこころでおもっている。

私は、通りに面した、その土地のパン屋にいきたいのだ。

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「あぁ!めんどくさいやつだ、」とわれながら、おもう。

観光名所よりも、一軒の理想のパン屋に感動して、

そんな自分は、きらいじゃないです。

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(のぶ)

2015年9月12日 (土)

やっちゃえ!サッサン! 網走 朝 旅ランする

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サッサン。網走の砂浜 オホーツク海

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朝 午前6時。

ホテルを出て、網走のまちを走ります。

網走のまちは、まんなかに川が流れていて、さわやかラン。

まず。やっぱり、オホーツク海へ、足が向かう。

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砂浜に到着。

波打ち際、海水に手を浸して、

「のらちゃん、オホーツク海だよ、」と言う。

砂浜をのらちゃんがとことこ歩く。

波がきて、びっくりする。、かわいい。

のらちゃんと海へ行きたかったなあ!

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オホーツク海の砂浜は、ササーッと波が打ち寄せる。

「オホーツク海の波のほうが太平洋よりもおだやかなんだよ、」根室でおじいちゃんが教えてくれた。

しばらく砂浜の波打ち際であそんでいる。

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ふたたび網走のまちを走る。

網走番外地、網走刑務所まで行ってみよう。

走っても、なかなか着かない。

駅から5分くらいじゃないのか、刑務所だけに、やっぱり。

もういいや。あきらめて、ホテルに引き返そう。

網走のまちは、まんなかに川が流れていて、さわやかラン。

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旅先で、朝、知らないまちをジョギングし、

ホテルに帰ってきて、部屋でシャワーを浴びて、さっぱり。

あぁ、なんて充実感。TDL超えた!

こんなもんでいい。私のリアル充実は、とても安い。

もういいや。網走をあとにします。

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(のぶ)

2015年9月11日 (金)

やっちゃえ!サッサン! 網走 いい居酒屋でのむ

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網走の居酒屋。生牡蠣!(厚岸産)

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網走にやってきました。

夜。網走のまちは、おどろくほど閑散としていて、ちょっとびっくりします。

でも、飛び込んだお店が、運よく、いい居酒屋でした。

おいしいし、いいお店でした。よかったです。

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「生牡蠣ください、」

「アッケシから送られてきたばかりですよ」、とご主人。

今回の旅では、どうしても厚岸の生牡蠣を食べたかった。網走で出会えて、よかった。

ラストオーダー間際、ほかにお客さんもいなかったので、

2皿目を追加注文し、計4つ(特大サイズ)をぺロリ。ちょーおいしい。

ほんとは、さらに、3皿、4皿と、ばか食いしたかったけど、

そこはちょっとたしなみを知ったおとなのふりして、2皿でがまん。

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「ほんっと、おいしい、」

めちゃくちゃミルキー。うれしくて笑っちゃう。感動だ。

「そうですか。それはよかった。」とご主人は笑う。

ご主人は生牡蠣をそのまま出す。私はレモン絞って、「ちゅるっ」、そのまま食べる。

私たちのしていることは、すごくシンプルなんだけどなあ、

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カウンター越しに、店のご主人と

冬のオホーツク海の流氷のはなしになって、

「テレビで観た、流氷のうえを歩くツアー、あれ、すごいっすね、」と私が言うと、

「地元の人間は、あんなこと、こわくて、できないんじゃないかなあ、」と応える。

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「流氷のうえを吹いてくる風が、冷たいんですよ、」と

店のおかあさんは言う。

「死んだシカの身体は重たい」とか

「流氷のうえを吹いてくる風は冷たい」とか、

こういうはなしが「刺さる」。その土地のリアルをかんじる。

あぁ、冷たそうだなあ、と私はおもう。

私も生きていて、こういうことば遣いをしていきたいです。

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(のぶ)

2015年9月10日 (木)

やっちゃえ!サッサン!根室 根室半島ドライブする

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おじいちゃん&サッサン。根室半島 花咲灯台

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「あんた、運がいいな。」

ハンドルを握りながら、おじいちゃん(80)は言う。

右手はみどりの草原で、左手にはあおいオホーツク海。

絶景の道道35号線を、おじいちゃんの運転する軽トラは、のんびりと走る。

根室半島ドライブは窓全開で気持ちよすぎる。最高だ

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車中、おじいちゃんの話はおもしろいし、

最東端のノサップ岬、崖の絶景がみられる花咲灯台、

いわゆる観光名所をひとつひとつしっかり連れて行ってもらったことも、

もちろんよかったけれど、

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「せっかく、こっち(根室半島の先っちょ)に来たから、ちょっとあいさつしてっていいか?」と

おじいちゃんの親戚、昆布漁師の家に、なぜか私もおじゃまさせてもらう。(おみやげに昆布をもらう)

根室のまちに戻ってきて、

「ちょっとうちで一休みするか。」と、

おじいちゃんのうちで一休み。(おじいちゃん自家製、カレイ、タラ、コマイの干物を、おみやげにいっぱいもらう)

なぜか私は靴脱いで、知らない人の家に上がっている。ヘンな感じ。

観光名所より、そんなことのほうに、

「なんかすげえな、」とおもう。

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夕方のJR花咲線に乗って根室をあとにすることにした。

おじいちゃんのうちを出て、さいご、

「親方のところにあいさつしていくか?」ということで、

かに祭りで出逢い、漁港でウニいっぱい食べさせてくれた、

そもそもの恩人、おじいちゃん(漁師の親方)の家に行く。

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親方の家。

コーヒー牛乳が出され、紙パックにストロー差して、おじいちゃんも親方もおばあちゃんも私も、みんなして、ちゅうちゅう飲む。ヘンな感じ。

しっかし、でかい家だ。居間もでかいが、玄関の広さ(高さ)がすごい。どんだけ?

漁師はもうかるんだなあ。

後継ぐ?

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(のぶ)

2015年9月 9日 (水)

やっちゃえ!サッサン!根室 朝の漁港でチョーシに乗る

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根室漁港。作業中のみなさんと、私のウニちゃん。

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朝6時30分。

漁港に着くと、若い衆の船が、秋鮭やブリなどを水揚げして、にぎやかだ。

それを横目に、

きのう、おじいちゃんに極めてテキトーに指示された、人気のない、漁港の端っこのほうへ歩いていく。

会えんのか? まあ、ともあれ。気持ちよい朝だよね。

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オホーツク海を眺めながら、ぼんやり突っ立っていると、

おばあちゃん連(2名)が私に気づいて、こっち、こっち、と言っている。

おばあちゃん連といっしょに、沖に出たおじいちゃんの船を待つ。

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「あ、きたきた。」とおばあちゃん連が言い、

一艘の舟がやってくる。船というより、舟。

海の上を颯爽と走るあの舟に、おじいちゃん(79)が乗っている。いまひとつ信じられない。

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「まあ、いまはこじんまりやってる。ボケ防止だ。趣味みたいなもんだ、」なんて、きのう、祭りでは言ってたけど、

朝、舟の上のおじいちゃんは、やっぱり漁師で、親方で

くわえタバコで、網をいじくっている。ちょっと声をかけづらい、キリッとした雰囲気がある。

しばらくして、私のことに気づいて、

「お、来たか。」

そう言って、網に引っかかっていたウニを手に取り、乱暴に、ガン!と割って、

「ほれ、食べろ。」と私に渡す。

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「なんか、テレビみたいだな、」

おもいながら私はウニを食べる。どうも現実感がない。

「うま~い!ちょ~うま~い!」 おもわず声に出す。

獲れたてのウニはウニのにおいがする。

あまくて、濃厚。ウニだ。

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「そうか。どんどん食え。」おじいちゃんはそう言って、

網に引っかかっているウニを、次々に私のほうへ放り投げる。

おばあちゃん連(3名)も、手伝いのおじいちゃん連(4名)も、

みんなが私に向かって、網に引っかかっているウニを放り投げる。

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目の前に、数え切れないほどのウニ。

生きていて、好きなだけウニを食べていいよ、ということが

ウニ好きの私の現実に起こるとは思いもしなかった。

ゆめみたいだ。

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何個食べたか分からないくらい食べ、

私はもう「ウニに飽きた」ということに、びっくりした!

もうウニいらない。そんなことが起きるなんて、信じられない。

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「余ったの、持ってかえっていいぞ」

おじいちゃんはそう言ってビニール袋を渡してきます。

まさか、鉄道でウニ割って食べるわけにもいきません。

「ありがとうございます。」

のこったウニを海に返しました。

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「まかないですよ、」

おばあちゃん連がそう言って、漁師のまかない飯がはじまり、

私も仲間に入れてもらいました。

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カレイの煮付け、いわしの味噌煮、おにぎり。

漁師のまかない飯、あまりにもおいしくて、チョーシに乗って、いっぱいたべていたら、

「あんた、ウニばかり食って、なんにも仕事してないのに、そんなにまかない食っていいんか、」と

おばあちゃん連が笑って、私を茶化します。

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「なんか、おれにも仕事させてくださいよ~」と私

「あんたに、できることなんか、なにもないよ、」とおばあちゃん連

「おまえ、おれの後継ぐか? ほんと、漁師やらねえか?」とおじいちゃん。

「マジっすか!」

おじいちゃん連おばあちゃん連みんなで、「あはははは」と笑っていると、

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ひとりのおじいちゃん(写真 右奥 青い合羽)が

「あんた、ノサップ岬は行ってきたんか?」と訊いてきます。

「いや、鉄道旅なので、クルマじゃなきゃ行けないところは行ってないんです」と答えると、

「じゃあ、おれが連れて行ってやる」

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というわけで、またもや予定変更。

そのおじいちゃん(80)の運転する軽トラックに乗って、

日本の東の果て、納沙布岬をめぐり、

根室半島をまわるドライブをすることになりました。

マジか。

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(のぶ)

2015年9月 8日 (火)

やっちゃえ!サッサン!根室 かに祭りでチョーシに乗る

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サッサンがっかり。根室 かに祭り。

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今回の北海道・鉄道旅で、唯一。目的らしい目的として、

「根室かに祭りに行く」というものがありました。

「花咲かに」を、たらふく食べさせてやる、という、ゆめのような祭りです。

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焼きカニを食べ、焼きウニを食べ、

それを根室の地酒「北の勝」で合わせる。

至福のときを過ごしていたら、

となりに座ったおじいちゃんが、

「そのウニうまいか?あまりうまくねえだろ、」と私を挑発してきます。

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なんでも、そこの屋台で出してる焼きウニは、ここ根室のウニじゃなく、稚内あたりのウニだということ。

おじいちゃん(79)は、ここ根室の漁師で、ウニがどういうものか、私にいろいろおしえてくれます。

北方領土の話とか、漁師さんの話って、なんかすごくおもしろくって、食い入るように聞いていたら、

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おまえがほんとうに根室のうまいウニ食いたいのならば、

明日の朝7時に、そこの漁港で待ってろ。

おれが獲ってきた網にウニがかかってるから、それをいくらでも食わせてやる。

そんな、ゆめみたいなことを、私に言う。

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また、

私はチョーシにのって、「かに祭り」の名物企画であるらしい、

「花咲かに早食い競争」というのにエントリー希望していたら、

たまたま抽選で当たり、出場が決まっていたので、

それをおじいちゃんに告げると、

「そりゃあ、おもしれえ、」と、たいそう喜んでくれます。

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そもそも、かにの早食いなんてしたこともないし、

(一杯4000円はする、でかい花咲カニを、ひとりで、うちで90秒の早食いするバカはいない)

どこからどうはじめていいかまったく見当もつかない私に、

おじいちゃんはたのしそうに、

「いいか、まず甲羅をガバッと割れ」

「そしたら、汁をぜんぶ吸い尽くせ」

「で、足のとげのないところを縦に割っていけ、そして食え」

基本はこの三つだ、と何度も私に教えてくれるのですが、

そんなこといわれたって、わかったような、わからないような、全然わかりません。

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「もし、一等になったら、今夜うちに泊めてやるよ」と

おじいちゃんはさらに私を挑発してきます。

リアル漁師のリアル家に泊まれるなんて、ゆめのようです。 

「鶴瓶の家族に乾杯」がついに、「田舎に泊まろう」になっちゃうのか?

芸能人でもない、カメラもまわっていない、ただの素人の私が、すげえことになってきたな、

これはがんばらないといけない。

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女子柔道57キロ級金メダリスト、松本薫選手のような「野獣」と化して、

もはやひとではない喰い方で、カニをむさぼり喰うことを、こころに決めました。

野獣、野獣、野獣になるのだ!

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結果は、ダントツのビリ。

90秒間「野獣喰い」してたはずが、

かにをバラバラにしただけで、中身は全っ然、食えませんでした。 

司会の女性に、「こんな健康そうな男子が、たったのこれしか食べられないなんて、みなさん信じられます?なんて情けないんでしょう。」 

とイジられまくり。会場も、なかなかウケてます。

北海道で魅せた、グリマーズ魂。

野獣喰い、マジ勝負して、ぶっちぎりでビリのエンターテイナー。おれもなかなかやるねえ。  

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おじいちゃんも、おばあちゃん連といっしょになって、けっこうウケてたようですが、

家に泊まるというのは、一等になれなかったからダメ。とけっこうかたくなです。がっかり。

そうこうしているうちに、かに祭りのメインイベント

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スペシャルゲストの演歌歌手、松村和子『帰ってこいよ』のステージがはじまる。

「どうせ安いから呼べたんだろ?」とけっこう辛らつに芸能ぶった斬るおじいちゃん、

「いやいや、大ヒット曲あるし、紅白出てるし、決して安くはないでしょう。うたもうまいじゃないっすか」と私は応える。

「でも、『帰ってこいよ』だけだろ、」

「いやいや、みんな知ってる大ヒット曲なんだから別格ですよ。うたもうまいじゃないっすか」

そんなふうにして、いっしょにたのしく松村和子ステージを観た後、

かに祭りは閉幕。

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「まあ、明日の朝、漁港に来いや」

おじいちゃんはそう言って、

おばあちゃん連を引き連れて去っていった。

私は予定を変更して、

もう一泊、根室に泊まることにしました。

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(のぶ)

2015年9月 7日 (月)

やっちゃえ!サッサン!根室の夜 ゆめの居酒屋に入る

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根室の居酒屋  さんまの刺身

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根室。

いざ、夜のまちへ。

赤ちょうちん。店構えから、なんとなく入った居酒屋、

入ると、店内のシブい雰囲気、囲炉裏をかこむ炉ばた、コの字型のカウンター、

あれ?なんか見覚えがあるなあ、とおもっていたら、

そうか!ここは前に「吉田類の酒場放浪記」で紹介されていた居酒屋じゃなかったっけ、たぶんきっと。

たまたま観て、すごく印象的な回だったから。

(お店の人には、あえて、訊かないことにした)

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テレビの前で、

「こんな居酒屋にいってみたいな~」そうおもうと同時に、

「まあ、でも、おれは絶対、ここへ行くことはないんだろうな~」ともおもっていた。

「酒場放浪記」を観るって、だいたいそういうものでしょう。

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絶対行くことはないんだろうな~

そう思っていた「そこ」に来たことが、自分でも、なんともふしぎだ。

「おれ、いるじゃん、」とおもった。

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(のぶ)

2015年9月 6日 (日)

やっちゃえ!サッサン!釧路~根室 JR花咲線に乗る

帯広をすぎると、

JR根室本線、いよいよ太平洋が広がります。

車窓に海岸線がバーッとひらけて、気分もアガります。

釧路から、さらにJR花咲線に乗って、

東の果ての、根室まで行くことにしました。

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牡蠣で有名な厚岸(アッケシ)のまちをすぎると、

湿原の上を走っていくスペシャルな車窓になります。

「マジか~」、感動です。景色すごすぎて、

「TDL超えた。」とか、いつもの、ばか言う気も起きません。

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尾瀬ヶ原のような湿原のうえを、

鉄道が走ってるなんて、ゆめみたいだ。

湿原の上って、なんでこんなに、こころときめくのだろう。

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五能線(青森~秋田)もそうだったけど、

旧国鉄は、えらい。

よくぞ、こんな湿地に鉄道を通そう、とかんがえたものだ。

もちろん実用・実利もあったろうが、

「ここに鉄道通したら、最高じゃね?」といった、ロマンティックなおもいのほうが、どうも強いような気がする。

そのロマンティック強さが、リアルでハンパないから、

やっぱりTDLを超えていくのである。と私はおもう。

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そのロマンを受け継ぐJRも、えらい。

JR北海道のことを悪く言いたくない。言えないよ。

よくがんばってるよ。マジで。

とか、かんがえていると、

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「ただいま、シカと接触したようです。」とアナウンス。

緊急停車し運転手がひとりで、車両を降りて、森のなかへ、点検をしにいった。

(JR北海道は、だいたい1両編成、ワンマン運転なのだ)

「もしシカが轢かれていれば、死骸をJRの運転手はひとりで片付けなくてはならない。シカは重くてたいへんだよ、」

と地元のかたは私に言う。

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てか、

鉄道を運転したくてJRに入社して、

シカの死骸を片付けることも仕事に入ってることがすごい。

「まあ、そういうものかな、」と納得できなくもないけれど、

やっぱりシカは、あれしたら、リアルでしょう。すごいんでしょう。

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「異常がないようでしたので、まもなく発車します。」とアナウンス。

車両や線路には異常がなかったのだろう。が、

シカはどうなったのだろう。運転手は森で何をしてきたのだろう。

よくわからないまま、しばし沈黙の後、

一両編成のワンマン車両は、ふたたび動き始めた。

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(のぶ)

2015年9月 5日 (土)

やっちゃえ!サッサン!帯広 五味さんを思い出し、十勝を食らう

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富良野駅のホーム

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朝、旭川駅を出発、

東の果ての根室まで、

きょうは一日中、鉄道に揺られます。

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そろそろ北海道の鉄道のノリにも慣れてきたし、

JR富良野線。

北海道らしい、みどりの大平原を車窓からながめていたら、

もういい加減、なにかいいアイデアが浮かぶだろう。

そうおもってましたが、

あいかわらず、ザ・ロネッツ『I Wonder』が鳴るばかりで、

何にも浮かびません!すごいぞ!おれ。

いいのか?

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帯広駅で約1時間の乗り継ぎ時間があって、

改札を出たら駅前で、お祭りがやっていて、

十勝産の食材をつかった屋台が100軒近くならんでいて、

ゆめみたいだ。ぜんぶ食べたい。

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十勝牛のハンバーグ、厚切りベーコンの串焼き、

焼きとうもろこし、つぶ貝の網焼き、

サッポロクラシックビール

これらをテーブルに並べて、祭りのステージ(地元ゴスペルグループによる歌)を観ながら、がつがつ食らう。

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地元ゴスペルグループは声高らかに『アメイジング グレイス』をうたう。

「あ、エレクトロ53だ、」と私は敬愛するギタリスト五味さん(T-BOLAN)のことを、ふと帯広でおもいだす。

生きていると、いろんなきっかけがある。

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それにしても、

十勝牛のハンバーグ、厚切りベーコンがヤバイ。うますぎる。

「十勝、最っ高~!」と私も地元ゴスペルグループに混じって、声高らかに叫びたいくらいだ。

「なに?こいつ、キモい、」とドン引きされず、

「十勝最高。まあ、たしかにそうだよね、」と

きっと帯広のみなさんも、受け入れてくれるのではないか。

あぁ、ステージに立ちたい。

ばかだ。

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(のぶ)

2015年9月 4日 (金)

やっちゃえ!サッサン! 朝の稚内港 のらちゃんを見る

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サッサン。稚内 ノシャップ岬

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最北のまち、稚内にやってきました。

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早朝の稚内港を歩いていると、

オホーツク海を望む波止場で、急に、

のらちゃんの写真をみたくなった。

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4月、満開の桜咲く、新宿御苑で、

ふと、ケータイ取り出して、のらちゃんの写真いろいろ見てたら、深い失望感に「ドはまり」してしまって、芝生の上で嗚咽した。

こういうのはヤバいね。ケータイでみるのは自制していました。

(うちで遺影では毎日みています)

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でも、いまここで、私はのらちゃんがみたい。オホーツク。

ひさしぶりにケータイに保存してあるのらちゃんをみる。

今年2月に撮った、ブログには使われなかった写真群

いかにも、「ブログには使えそうもないな、」という感じの、

どーでもいいショットがつづく。

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それがたまらない。

よそ向いたり、思いのまま、とことこ動くのらちゃんの

いろんな顔が、いろんな体勢が、どーでもいい背景があって、

決してベストショットではない、そういうのが、

のらちゃんをいきいきとさせてくる。

あぁ、のらちゃんだなあ、とおもう。

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どーでもいいショットは、ふつう消去するものだろう。

のらちゃんがこっちをしっかりみている写真、

背景がばっちり写っている写真、

そんなショットばかり残そうとしてた。けど、

どーでもいいショットに、いかにのらちゃんのリアルがあらわれていたか。

SDカードのデータ容量確保のために、

どーでもいいショットをいっぱい捨ててしまったことを、いまさら後悔した。

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早朝、稚内港の波止場で

「ほら、のらちゃん、オホーツク海だよ、」とか言っていると、

いっぱい泣いた。

そうだ。のらちゃんが、うちにいたら、私はのらちゃんを置いて、こんなところへは絶対来ていない。

だから、行くのだ。おもいのままに。

やっちゃえ!サッサン!

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(のぶ)

2015年9月 3日 (木)

やっちゃえ!サッサン! JR北海道 宗谷本線に乗る

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サッサン。JR宗谷本線 オノップナイ駅にて。

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札幌

朝6時00分発の電車に乗って、北へ、北へ

まずはJR函館本線に乗って旭川まで行く。

きょうの最終目的地は、稚内。

北の果てをめざします。

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いよいよはじまる鉄道の旅。わくわく。

車窓から北海道の景色をながめながら、

うたなんていくらでもできるんじゃないか。

そうおもっていたけれど、

全然、なんにも浮かばない!すごいぞ!おれ。

(いいのか?)

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私は、携帯型音楽プレイヤーをもたない。必要ない。

あたまのなかで曲が鳴るから、退屈しない。だいじょうぶなのである。

札幌を出てから、なぜか、ふと

ザ・ロネッツの『I Wonder』という曲ばかりが、あたまのなかで鳴り続ける。

ナイス選曲!実にすてきな鉄道旅である。

https://www.youtube.com/watch?v=U1SKQzyVBM0

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一向に、あたらしい曲のアイデアが出てこない。

いつもの郊外電車なら、アイデアあふれ出すぎて、

脳が疲れてクタクタに、最後は何も覚えてないくらい(ダメじゃん!)、うちに帰ってくるのに。

北海道の鉄道のノリに、まだ私が馴染んでいないからかな、とおもう。

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JR宗谷本線は

旭川から稚内へ、北へ北へ、とひたすら走る。

単線だから、小さな無人駅で10~30分、特急や対向車通過待ちの停車がある。

停車のたびに外に出て、駅の周りをうろうろ歩く。(雄信内駅で野生のキタキツネ見ました)

いくつもの駅に停まり、なかなか先へ進まない。

風景にさほど変化はなく、山の道をすすむ。

うとうと眠ったり、起きたりしながら、鉄道に揺られている。

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(のぶ)

2015年9月 2日 (水)

やっちゃえ!サッサン!ゲストハウスに泊まってみる

札幌で宿をさがしていると、

「ゲストハウス」というものが出てきて、一泊の値段が格安だ。

ひと部屋に2段ベットが何台もある、つまりは。

部活の「合宿所」、学生旅行者向けの「ユースホステル」みたいなもの、とおもっていたが

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それが、いつのまにか(?)内装は清潔で無駄のない、シックな装い、

外国人と出逢い、語らう、グローバルな雰囲気、

おとこもおんなも同じ部屋で寝る、フレンドリー具合、

あれ? もしかして、いま、ゲストハウスはクールなのか?

よくわかんないけど。

興味半分、泊まってみることにしました。

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いろんなゲストハウスのホームページには

ロビーや部屋で、そこで知り合った旅人同士が笑いあって語り合う写真なんかが載ってたりするのですが、

ごめん。ムリ。私にはやっぱりこういうのできないわ。苦手だわ。

おれはどこまでチョーシに乗っちゃうのか?ちょっと期待してもいましたが、だめなものはだめです。

「明日乗る、鉄道の時間が早いから、」と、そそくさと自分のベッドのカーテンを引く。

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そのむかし、高校の同窓会の誘いをあっさり断って

クラスメイトから「サッサン、ノリわりぃよ~」と言われたままの、

ノリの悪い、いつもの私です。

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(のぶ)

2015年9月 1日 (火)

やっちゃえ!サッサン! 北海道へ行く

女子バレーボールを観ていると、

矢沢永吉が「やっちゃえ ニッサン。」と言う。

CMのたび、何度もそれを聞いているうちに、私は

「やっちゃえ!サッサン!」なんだな、

とおもった。

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やっちゃえ!サッサン!

パスポートが切れていたので、それで、

北海道に行くことにした。

とくに目的はない。

北海道の名所に行く、とかに興味はなく、

ただ、鉄道に乗る。うまいものをたべる。それだけ。

海の町の居酒屋で、魚介を肴にお酒を飲む。それだけ。

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飛行機が離陸して、ぐぐーっと上へ上へと向かっていくと、

窓には青い空と白い雲だけが見える

あぁ、のらちゃんのほうへ向かっているなあ、

そんな気がして、泣いた。涙がだあだあ溢れる。

のらちゃんはやっぱり空の上のほうにいるのかなあ、と

なんでそうおもうのか、なんとなくおもう。

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(のぶ)

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注:「サッサン」とは、私のもうひとつのあだ名です。

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