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2015年11月23日 (月)

アキ・カウリスマキ監督『ル・アーブルの靴みがき』を観る

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サッサン。

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金曜日の深夜、NHK BSで

『白い肌の異常な夜』(ドン・シーゲル監督 クリント・イーストウッド主演 1971年)がはじまる。

「あぁ、映画を観るのも、いいもんだなあ、」とおもった。

いい映画をみていることに、なんかわくわくした。

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後日。ふらっとツタヤにいく。

フィンランドの映画作家、アキ・カウリスマキ監督の

『ル・アーブルの靴みがき』(2012年)が未見だったので、

借りてきました。

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あぁ、いい映画だ。

やっぱりカウリスマキ映画は、まちがいない。

おもしろいし、深く、いいものがある。観てよかった。

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黄色いドレスを紙で包装する、

そんなことを、妙に長々と、じっくりと映す。

なんで良いのか、私にもよくわからないのだけど、

黄色いドレスを紙で包装するシーンがとても良いです。

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これから、この映画の結末のことを話題にするので、

ネタバレがいやなひと、未見のひとは、

この先は読まないほうがいいです。

映画を観終えてから、またこのブログを読んでください。

いい映画です。だから物語なんてどうだっていいんだけど

でもまあ、初見は、結末は知らないほうが、きっとたのしめます。

ではでは。

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映画はごらんになりましたか?

ほんと、いい映画でした。

ネタバレいきます。

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ではでは。

重い病気を患ったカティ・オウティネンが、

黄色いドレスを着て、しっかりと立ち

「完全に治った」

「病気はわたしから消え去った」

きっぱり言う。不治の病が治る。

うわあ、映画ってすごいなあ、とおもった。

私は、おどろいてしまって、うれしくて涙が流れる。

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もちろん私は、のらちゃんのことをかんがえる。

のらちゃんが、3月の弱っていく日々のなか、ある日とつぜん

「完全に治った」

「病気はわたしから消え去った」

しっかりと立ち、私のことをじっとみつめる。

「え? のらちゃん、え?」

のらちゃんの存在がリアルに起ち上がる。うれしくて涙が流れる。

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3月に、そんなことは起こらなかった。けれど、

11月に、そんなことが起こる。

のらちゃんはどこにもいないけど、

なんというか、かなしくってしょうがなかった3月ののらちゃんが救われる。

別の未来が、口をあける。

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「じゃあ、のらちゃん、散歩に行こうか、」

のらちゃんといた、今年もいちょうが紅葉している。

落ち葉のうえを、カシャカシャカシャカシャ、のらちゃんが歩く。

そんなこと、ありえんのか。

映画だからありえる。

映画は、けっこうすごいな、とおもう。

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(のぶ)

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