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2016年3月29日 (火)

サッサン、関西へ行く 日本海 定置網漁の舟に乗る

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舟屋。 部屋からの眺め。

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あさ6時

漁師のご主人から、

長靴、救命ベスト、漁師専用合羽、ヘルメットが渡され、

コスチュームプレイ?に、テンションが上がる。

「漁師サッサン」のできあがり!

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「漁師サッサン」

写真に残せなかったのは、ほんとうに残念。

でも。

ただでさえ、寡黙なご主人であるのに、

漁に出るまえの準備、ピリッとした緊張感がハンパなく、

サッサン、完全におじけづく。

無邪気に「ケータイで私の漁師姿を撮ってください、」なんてゼッタイいえない。

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おまけに、

ご主人の弟子みたいな、歳若い屈強な男性も舟に乗ることを、出航直前に知る。

てっきり、初老のご主人と私と、ふたりだけで、定置網体験ツアー風、観光みたいなものだとおもってた。

「マ、マジの、漁じゃないか。」

さらに緊張は高まる。

でも、

マジ漁のほうが断然たのしいのは、言うまでもない。

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出航。

「前のほうにいて、」とご主人がそれだけを言い、

私は、あさの日本海にむかって、舟の船首、真ん前に突っ立つ。

タイタニックサッサンのできあがり。

「あ~、きもちいい、最高ッスね!」と無邪気に言いたいところだが、

ご主人もお弟子さんも、ふたりはこれから仕事に向かっているのである。遊びじゃねえ。

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まず一つ目の漁場に着くと、

ふたりの漁師は、なにも言わず、黙々と作業をはじめる。

私はとにかく、ふたりの邪魔にならないような位置取りをし、作業をみつめる。

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昨晩のごはんには、カレイの刺し身が出て、

身が引き締まっていて、味わいがある。

うまい。うますぎる。

宿のおかみさんに

「すっごいうま~い。私がこれまで食べたカレイのなかで、

いちばん美味しいです。」と言ったら、

「そら、朝まで泳いではったからなあ、」とおかみさんは言う。

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「どうか、(私の朝ごはんになる)カレイが掛かっていますように。」

そう念じながら、網があがってくるのを見守る。も、

網には、小アジばかりが掛かっていて、大物はいない。

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二つ目の漁場にいく。

出航からこれまでに、ふたりの漁師は、一言も話していない。寡黙すぎる。

もちろん、私にも何も話しかけてこない。だから、

この不漁の原因が、

わけのわからない男(サッサン)がこの舟に乗っているからだ、と漁師のふたりに思われてたら、どうしよう。

日本海。漁師のふたりは寡黙すぎる!

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モーターがまわり、ご主人が網を引き揚げ、

定置網が水面にあがってくる、

「どうか、大物が掛かっていますように…。」

もはや、私にとっても、遊びじゃなくなってきたな、これは。

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朝食では、またカレイの刺し身が出た。

きのう、カレイのうまさに、あまりに興奮していた私に、

おかみさんが気を遣ってくれたのだろう。

でも、今朝の網にカレイは掛かっていなかったのを私は知っている。

昨夜食べた、カレイの刺身の、感動的な鮮度・美味さは、ずいぶん後退してしまっていて、

海のないサイタマで今までおいしく食べていたカレイみたいになっていて、

これは昨夜のカレイ(と一緒に網に揚がったもの)なのかもしれなかった。

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そのかわり、

イカの刺し身があって、

私はたしかに、網にイカが掛かっていたのを目にした。

ぷりっぷり。

そりゃあ、うまかったのなんのって、

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(のぶ)

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