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2016年9月17日 (土)

サッサン、屋久島の夜、ギターの音に誘われる

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モッチョム岳。銭湯へ歩いている途中

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「じゃあ、また、あした!」

「来てくださいね!」

バス停で、女の子たちは元気に、

明日どうしようかまだ決めかねている私に言う。

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まあ、たぶん、私は縄文杉に行くし、

そうしたら、今日みたいになんとなく現地で会うんだろう、

「うん。じゃあね~、」と私も、軽~く、応える。

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彼女たちは明日の縄文杉のための準備&食料の買出し

私はひとり、路線バスを乗り換えて、島南部の銭湯に行く

一時間バスに揺られ、降り、銭湯までの道を歩く

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赤いハイビスカスが咲いてる

台風一過の屋久島の青空

太陽光線がちりちり肌に突き刺さってくる

あちー、南国の暑さだなあ、とおもう。

やっぱり、ひとりも、いい。

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天然温泉の銭湯だった。

お肌つるつる。彼女たちも来たらよかったのに。

風呂上り。バスの時間までは、一時間ほどある。

スーパーマーケットで、まずは牛乳。

一息ついて、

屋久島産のお刺身を買ってきて、外でビール飲み。

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「にいさん、こっち、こっち」

バス停近くの段差にすわって夕涼みしている、三人の男

集落の長老おじいちゃん(90くらい?)が、私を呼ぶ

ゆうべ、そこの交差点で起こった事故について、

彼らの話し相手になる。

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おとこ四人で、夕涼み。

なにすることもなく、ぼんやり、通りをみてる。

キューバの街角。なんか、そんな感じ。よくわかんないけど

南国の男たちって、なんにもしない。

ろくでなし。ごくつぶし。

かっこいい画だ。

写真に撮りたいなあ、とおもう。

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「なんか、猫、ぜんぜんクルマをよけないっスね」

私はなんとなく言う。

屋久島のにんげんは、猫優先で、車を運転するから、

猫のほうが、どんどんえらくなっているらしい。そこへ

軽自動車がスピードを緩めず走りすぎ、猫があぶなかった。

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「え? いまのは?」、私はつぶやく。

「あ。あれは、農協の若い女だな、島のもんじゃねえ、」

おっさん(60くらい)がつぶやく。かっこいい。

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やっと路線バスが来た

長老&おっさん連と別れるのがちょっと名残惜しい

このまま日が暮れるまで、キューバっぽい男たちの画のなかにいたい。

「縄文杉、行ってこいよ、」と長老は言う。

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また一時間バスに揺られ、日も暮れた

バス停を降りると、マジまっくらな屋久島の道を、

懐中ライト点けて、宿に戻ってきた。

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「屋久島、もういっか。

あした、あさ、船に乗って帰ろう、」とおもう。

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縄文杉に行かない、女の子たちにさよなら言わない、

もやもやした心残りはあるけど、まあ、いいや。

屋久島の夜だ。飲みに行こう。

ふたたび外に出る。

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ほんの数軒、飲み屋が並ぶだけのメインストリート

どこの店に入るか、まよっていると、

どこからともなく、ギターの音が聞こえてくる。

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ギターの音がどこから聞こえてくるのか

どうもわからない、よるのまちをさまよう。

これはきっかけだ。おれは誘われているんだ、と、

こじつける、幻想酒場プレイ。

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ちょっと入った路地の暗がりで、

少年みたいなひとがアコースティックギターで

曲だかなんだかわからない何かを弾いている。

曲だかなんだかわからないから、好感が持てる。

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こんな夜。屋久島の場末の路地裏。

私だったら、ブルースを弾きたい、とおもう。

1930年代の泥臭いデルタブルースを弾きたい。

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少年みたいなひとに話しかけて、

ちょっとギターを弾かせてもらおうかとおもったが、

てか、おれって、デルタブルースを弾けるんだっけ?

ああ、サイタマに帰ったら、デルタブルースを練習した方がいいな、とおもう。

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(のぶ)

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