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2016年10月12日 (水)

サッサン、根室、おじいちゃんと駅で別れる

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根室駅。

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マサさんと私は、

漁師の親方のうちに寄って、

これから根室駅から電車に乗って、根室をあとにします

と、あいさつをしに行く。

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親方はあいかわらず、

「いいか、北方領土が還ったら、色丹でガンガンやるぞ。

内地さ、帰ったら、船舶一級、とっとけよ、」

と私に言う。

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「北方領土とか船舶一級とか、本気にしちゃ、ダメよ。聞き流してね、」

おかみさんは、いいかげん、本気で釘を刺す。

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親方のうちを出て、

根室駅発の電車まで、あと30分くらいしかないんだけど、

マサさんは、なぜか、駅ではなく、港のほうへ車を進める。

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「え? 駅に行くんじゃないの?」

私は、マサさんに、ひかえめに言う。も、

ちょっと焦り、苛立ちをかくせていないことに、自分でも

イヤな感じで言っちゃったな、とおもう。

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「うちに寄ってこう、とおもってね。忘れ物はないか?」とマサさんは言うが、

マサさん宅に寄っていったら、電車に乗り遅れてしまう

そうしたら、次の電車は2時間後で…

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「うちに忘れ物はないの?」とマサさんはさっきから同じことをまた確かめる。

「確かめたから、だいじょうぶ。ごめん、駅へ向かってください。」と

私はやっぱり、焦った声で言ってしまう。

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「そうか。」とマサさんは言うも、

やっぱり駅とはちがう方に行ってない?

つねに近道をえらんでいくマサさんが、

なぜこんな道を走っていくのか、よくわからないし、

私は、電車に乗り遅れる、とますます焦っている。

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マサさんが、これまでに建てた3軒の家のうち、

駅の近くの、2軒目のうちを私に見せたかったらしい。

「へぇ~、」なんて、私は言うが、

やっぱり電車の時間が気になっている。

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根室駅に着いたのは、10分前。

駅前ロータリーで軽トラを停車したマサさんに

お礼を言って、握手をして、

「来年も来るんだよ、」と言うマサさんに、

「また来るから、それまで元気でいてね、」と私は言う。

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でも。私は

JR花咲線、海側の座席確保のことに

どうも、あたまがいっぱいで、そわそわしている。

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マサさんと別れて、いそいで改札を通る。、

無事、太平洋や湿原を臨める海側の席に座れた。

ふう。それほど焦ることはなかったかもしれないな、

私はやっと気持ちが落ち着いたとき、

「てか、おれ、最低だったな。」

マサさんへの申し訳ない気持ちが、どどどーっと湧いてくる。

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(のぶ)

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