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2016年10月 4日 (火)

サッサン、余市、銭湯でおやじさんにやさしくされる

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余市の銭湯。かっこいい!

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余市駅から余市川の橋を越えて行くと、

宇宙飛行士の毛利衛さんの生家という、

天然温泉の銭湯もある。のですが、

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ニッカウヰスキー余市蒸留所には、たぶん

私はもういちど、来るような気がする。

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私が次に余市に来たときに、

もう無くなってしまっているかもしれないのは、

駅前のシブい銭湯のほうだろう。今回はこっちに行こう。

「いつまでも、あるとおもうな、まちの銭湯。」

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「熊本城、再建する必要ある?」

なんてこと、熊本市民に言っちゃうサッサンではあるが、

まちの古い銭湯がなくなることは、すごくかなしい。

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鍵つきロッカーなどない、

藤編みのかごに、じぶんの衣服を入れるだけ。

脱衣所の、セキュリティーの脆弱さに、しびれる。

にんげんを全信頼している。ゆめみたいな空間のなか、

申し訳ない気持ちで、番頭のおやじさんに、サッサン旅の全財産を預ける。

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男湯の客は、私ひとり。

やっほー!小躍りして入ろうとすると、おやじさんが、

「タオル持って、入って。」と、ひかえめに、私を諭す。

旅人の、銭湯のマナーも知らないやつだとおもわれた気がして、ちょっとくやしい。

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出た! まんなかに浴槽。わお!

私は銭湯シロウトじゃないから、シャワーなんて使わない。

「ケロヨン」の黄色い桶をつかって、だいたいのことをこなす。

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で。さっそく、銭湯玄人っぽく、カランのお湯を出すと

ぎゃー!

私も地味にいろんな銭湯をまわってきたが、

過去最高の熱湯。90度くらいはあるんじゃないか?

熱すぎる。信じられない。ちょっと、やけどしたかも。

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と、アウェイ感たっぷりの銭湯でひとり、

ぎゃー!ぐあっちー!とか言って、あそんでいると

刺青をいれた中年男性がはいってくる。

サッサン、急に黙り込む。も。

サイタマ。東京。神奈川。九州。そして北海道。

その地域の刺青を鑑賞できることも、銭湯のいいところだ。

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風呂上り

「どっから、来なすった?」と番台のおやじさんが訊いてくる。

話しているうちに、

余市から、もうちょっと日本海側を西へ行った、

積丹(しゃこたん)半島の、なんとか岬は、

わたしが知っているなかで、いちばんうつくしい岬ですよ、とおやじさんは断言する。

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おやじさんがいままで、日本、そして世界の

どのような岬めぐりをしてきて、その結果、

積丹半島のなんとか岬が第一位になったのか、

まあ、そこは訊かない。

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根拠とか理由とか比較なんて、どうだっていい。

とにかく、おやじさんの断言する、力強さに、惹かれる。

そういうのが、いい。 見習いたいね。

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「ぜひ、積丹半島のなんとか岬に行ってきたほうがいい、」

とおやじさんはアドバイスしてくれるも、

私は今夜、サッポロに戻らなければいけないから、

「また余市にきたら、こんどは積丹半島にも寄ってみます。」

と、割と本気で応える。

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「よい旅をしてなっしゃい、」

銭湯を出るとき、おやじさんからそんなようなことを言われて、ほわっとする。

旅の御守りのように、

おやじさんのことばが私の身体にくっついた気がする。

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てか。

積丹半島の、なに岬だったんだっけ?

どうしても、おもいだせない。

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(のぶ)

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