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2016年10月23日 (日)

サッサン、増毛、チョーシのった火を消すなサッサン

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ニシンの煮付け 地酒「國稀」 うまい。

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(前回のあらすじ)

宿の女将さんとのやりとりで、

すっかり気持ちが乱れてしまったサッサンは、

まちのゴミ拾いをして、こころを清らかにしようとするも、

ゴミ箱のないまちに、さらにこころを乱したのであった。

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ゴミを捨て、コンビニを出た私は、

そろそろ腹が減ってきたので

晩御飯をたべる店をさがすことにする。

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まちを歩くも、どうも私が入りたいとおもうような

店構えのお店がない。

入る前から、「どうせ、こんなもんだろうな、」と高をくくる。

サッサンは、いま、ほんと性格がわるい。

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ひどい偏見だ。わかってる。

でも。店の中身は、店構えにあらわれる、ともおもってる。

サッサンセンサーが、この店はよせ、この店もよせ、と命じる。

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港町。いい店で新鮮な魚介を食べたいところだが、

サッサンセンサーは、どうもそんな店はなさそうだ、という。

明日、あさ、鮮魚店で、

自分で刺し身を買って食べたほうがいい、とセンサーは私に告げる。

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さんざん、まちをうろうろ歩き、悩んだ末、

けっきょく。そばを食べることにする。

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まずは一杯

ニシンの煮つけに、増毛の地酒「國稀」を合わせる。

ニシンすごいおいしい。國稀うまい。

ばっちりだ。ニヤニヤ笑っちゃう。感動した。

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店には、わかい女性がひとり。

あなたが、このニシンを煮付けたのだろうか。

奥に、おばあちゃん隠れてない?

たいしたものだ。すごいうまいぞ。

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店には、店主?の彼女と、客の私しかいない。

いつもの、旅サッサンなら、チョーシのって、

「ニシン、すごいうまいです。これ、あなたがつくったんですか?」

とかグイグイ切り込んでいくところだが、

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さっきまでの、宿の女将さんとのやりとりが、

しずかに、私を臆病にさせる。

なんか、このまちに来てから、

チョーシのったサッサンはうまくいってない気がする。

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ニシン、すごいうまいのに

國稀、すごい合ってるのに

チョーシ封印。なにも言わないで、黙々と食べ続ける。

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「おいしいです!」と伝えるべきタイミングは去ったな

ばかだ。なんか絡んでいけばいいのに、

などとおもいながら、

そのあと、淡々と、そばを食べ、店を出る。

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チョーシのって生きろ。

勘違い男でいい、ただのバカでいい、

空気読まないやつでいい、

チョーシのって生きるほうが、ぜったい、いい。

やっぱり、ゼッタイ、そうしたほうがいい。

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日本海に面した宿に向かって

まっくろな海がものすごく荒れている

ざっぱーん!ざっぱーん!

音だけがする方に向かって歩いていく

こわい。

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(のぶ)

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