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2016年10月 3日 (月)

サッサン、余市、ニッカウヰスキーでマッサンの理想に出会う

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(旧)ウヰスキー研究所。北海道は紅葉です。

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NHKあさの連ドラ『マッサン』を、

私が熱心に観ていたのは、

ウイスキー造り(ものづくり)をめぐる、

理想と現実とのせめぎあいが、おもしろかったからです。

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しかし、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝(マッサン)は、

どのへんで、現実(日本人の好み)を受け入れ、

どのへんで、おのれの理想(本場スコットランドの味、スモーキーフレーバー)を貫いたのか

けっきょく、よくわからないままドラマは終わってしまった。

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新千歳空港から鉄道で、

札幌を通り過ぎ、

日本海側のまち、余市(よいち)をめざします。

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小樽から、JR函館本線に乗り継ぐ

北海道の山々は紅葉がはじまっている。

小樽から余市まで、ゴトンゴトン、おもってたよりながい。

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ウイスキー造りの理想の土地をもとめて、

マッサンは、よくもまあ、こんな深い山々を越えて、

余市にたどりついたのだなあ、とおもう。それは

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五島列島で、かくれキリシタンが、幕府の役人から逃れて、

よくもまあ、こんな山の奥へと行ったなあと、おもったことと

私のなかでは、どこか通じるものがある。

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理想とか宿命とか運命、使命

自分のやるべきこと、やらなければいけないことに従って生きること。

気合いがちがうよ、とおもう。

やっぱり、まずは、気合いだよ、サッサン。

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余市蒸留所の工場見学をしていると

有料の試飲バーカウンターがあって、

ここでしか飲めない貴重なウイスキーが一杯350円ほどで飲める。

『余市』のいろんな樽をブレンドした高級ウイスキーが、格安で何種類も味わえる。

全種類飲む!ゆめみたいだ。TDL超えた!

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私は久しぶりに飲んだ、ニッカウヰスキー『余市』は、

やっぱり、どこかクセのあるウイスキーだった。

これが好きか?と訊かれたら、即答で「うん。」とは言いにくい

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私はどうも、サントリー『山崎』でかんじる、

全体的なバランスの良さが好きなような気がするが、

そんな自分は、なんか、つまらないやつだ、ともおもう。

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ニッカウヰスキー『余市』には、とがった個性がある。

いろんな樽のブレンドによって、甘さやまろやかさも味わえるが、

やっぱり、どこか潮の味がして、煙くさい。

最後に残る印象は、「頑固な無骨さ」だったりする。

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けっきょく、マッサンは、

自分の理想を守り通したんだな、とおもった。

日本人の味覚・好み、「現実」に寄り添うより、

自分の理想とする味を、頑固にめざしていった。

その理想に、日本の風土・自然が作用し、

本場スコットランドにもない、オリジナルな、『余市』の味になっていく。

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ニッカウヰスキー『余市』が好きになりたい。

マッサンが理想を貫いた、かっこいいウイスキー。

私のあこがれ。デルタブルース。ボブ・ディラン。

自然はカンタンに人間の思い通りにはならない。

潮辛い味や煙くさい味に、私のほうがうまみをかんじるときを

自然のほうが待っている。

「好きになりたければ、どうぞいらっしゃい、」

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ウイスキーをたくさん飲めば、水が飲みたくなる。

で。水(チェイサー)を、バーテンダーの老紳士に何杯ももらいながら、

水がおいしい。

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「余市川からの引き水で、ウイスキー『余市』はつくられている、」

と、バーテンダーの老紳士から聞き、

「敷地内に湧き水はないでしょうか?」ときくと、

「じゃあ、この水を汲んであげる、」と

私がもっていたペットボトルに、チェイサー用の余市の水をくんでくれた。

(注;普段はそんなサービスはたぶんありません)

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きゃー! 『余市』の仕込み水、ゲット!

熊本、屋久島と、

最近、湧き水の採集に燃える、私がいかによろこんだかは、言うまでもない。

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余市の水は、やわらかくはない、

どちらかというと硬いかんじ、の

水です。

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(のぶ)

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